ビッグディスプレイ黒板
学校の教室の風景を思い出して頂きたい。
おそらく黒板があっただろう。
会社のオフィスでもホワイトボードが置いてあったり、壁に文字が書けたりするだろう。
学校だとあの黒板に先生が書いた文字を自分のノートに書き写し、
会社だと誰かが同じ内容をパソコンに議事録として残していたりする。
あの当たり前のような板書を書き写す作業
究極の2度手間だとは思わないだろうか
次の板書を書くために、いちいち板書を消すのにも時間がかかる。
また人によってメモを取る速度が違うため、最後の人のメモ待ち時間とその後板書を消す待ち時間の2回の待ち時間が発生する。
学校だと、あの作業のために教科ごとにノートを分けて持つ必要があり
毎日教科書とノートが入った重たいカバンを持ち歩かなければならない。
さらに板書のペースに付いていけなければ途中で内容が途切れてしまい
よく見えなければ間違った数字や漢字をインプットしてしまう可能性がある。
しかし、写すのが面倒だからと写メを撮ると画質が悪くあとでよく見えなかったり
多くの人間が黒板前に殺到し撮るのも面倒になったりする。
そもそも多くの学校や会社では、携帯で黒板のメモを撮ることが禁止されている。分かるようで良く分からない理由のために。
そろそろビッグスクリーンの電子黒板に切り替えるべきである。
タッチで書けるディスプレイを導入し、個人のPCやスマートフォンに接続できるようにする。これだけで膨大な時間を削減することができると考える。
板書はスクリーンショットで保存でき、そのデータを送受信、セキュリティ面を考慮するのであればパスワードを設定可能にする。
このビッグディスプレイ黒板の設置により、
①板書を書き写す手間が無くなる。
②板書を消す時間も無くなる。
③正確な板書を共有できるようになる。
④ノートを持ち歩く必要も無くなる
⑤紙を消費しないため環境に良い。
以上のようなメリットが生まれる。⑤に関しては確かに紙は使わないが消費電力の元が火力発電だったりすると一概に何とも言い切れないのが...
デメリットは初期費用の高さくらいだろう。ただし、時間短縮によるビジネスメリットの効果が高く、そういったランニングコストを含めると全体として恩恵の方が大きいと考えられる。
こういった取り組みこそがいわゆるIoTなのではないだろうか。
黒板と個人のスマホ・PCを繋ぐといった点で。
さっそく中国の工場にでも生産可能か聞いてみたい。